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ダイワだより

2022年9月6日

ドライブシャフトのちょっと変わった話

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ダイワ大型班の大盛です(^^)/

今回はドライブシャフトについてです!!


大概ドライブシャフトブーツが損傷する原因として寒暖差によって摩耗が早まることや

経年劣化によるものがほとんどで、車検や定期点検の時によくある事例で

寒暖差の激しい北海道では結構多い故障のひとつです。


しかし稀にあるのがドライブシャフトグリスが高温になり内圧が上がってブーツが破裂するパターン


今回は一般事例ではあまりなく、すこしマニアックな内容を紹介したいと思います。
そもそもドライブシャフトの先にはほとんどの場合ブレーキ装置がついていて、そのブレーキが高温になることによって

熱が伝わりドライブシャフト自体も荷重がある状態で回転して熱をもちます。
レースをやるような車ではドライブシャフトのトラブルを起こさないようにエアを抜くための道をつくります。

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ブーツとシャフトの間に割りピンを入れてバンドを締めこみ
最後に念の為グリス飛散防止に布を巻きます


この加工をして膨張、破裂、グリス切れ、破損のパターンを防ぎます。
こうすることによって小さい穴が開いている状況とあまり変わりませんが意外とグリスも出ません。

あとはしっかりとオーバーホールして専用の特殊なグリスを入れて完成です!

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公道を走行するための自動車にはこの加工はしませんが、ほんの一部の豆知識として、

もしかすると故障の発見や整備時の判定に役に立つかもしれません。
このようにレースや競技をする上での工夫や整備も、一般乗用車を整備するのもあまり変わらず

車を運転する上で安心、安全の為に些細な事を見逃さずにひとつひとつ作業しています!


車に乗る、車を直すことについて話はじめると長くなってしまいますが、どんな内容でも些細な事から大きな故障に繋がります。
定期点検や車検整備、気になることがあれば早めに対処すべきですね!


車のお医者さんという立場で長らくやっていますが、異常や故障を見て見ぬふりをしてもその場しのぎで後になり高額な修理代になるパターンがほとんどです。


トラブルが小さなうちに直していくのがポイントです!
長く車に乗る為に一度ダイワ整備機工に点検に出してみてはいかがでしょうか(^^♪